丸さんは、その昔、ここでお店をやっていた頃からのお客様。
当時はまだ二十代後半だった気がする。
ケーキ屋さんで働いているという、可愛らしく、丸さんという名前そのもののふっくらした可愛らしい方。
時々来てくれて、世間話やおいしい話をしていた。
その後、表に引っ越し、忙しい毎日を送っていた数年後、ひょっこり丸さんがお店に来てくれた。
はら?この方、知っているけれど、いつのお客様だっけ?と、考えて、そのまま伝えると、ああ!そうそう!
ケーキ屋さんで働いていた彼女だ!と思い出した。
その後、何度か来てくれては、いろんな話をしていた。
丸さんはケーキ屋さんを辞めて、原宿のクレヨンハウスのスタッフになっていて、パオのパンが美味しいから、クレヨンハウスに卸して欲しい。なんて話を持ってきてくれた。
結局、丸さんの口利きでクレヨンハウスの仕事は始まり、かれこれ6年になる。
今、丸さんは自分でラスクやクッキー、ケーキなどを焼いてはマルシェなどで販売しているという。
相変わらず、丸くてニコニコしている。
そんな訳で最近は、時々ラスク用のパンを買いに来てくれる。
パンを通じて、いろんな人と出会っている私たち。有り難いね(^-^)