筒井動物病院は朝9時から、子供たちは張り切っている。
「ママ、ルナをお迎えに行こう。」
夫はルナのゲージを用意して、中に箱を入れ、湯たんぽを用意してくれた。
病院まで、歩いて5~6分。
「おはようございます。」3人で入っていった。
昨日より、はるかに元気なルナがいた。
先生が、ルナの話をしてくれた。
「この子は、もともとすい臓に問題があって、食べても吸収しにくい体質なんですよ。
だから、えさを6回位少しずつあげてください。
退院用の吸収のいいえさを用意しました。それに薬を混ぜてあげてください。」
「・・・・この子を調べたら、どうやらすい臓に腫瘍があって、
おなかを開くには、小さすぎますね、犬の場合は悪性の場合が多いのですが、
多分、あんまり長生きしないかも知れませんね。」
と、説明を受け、退院後はしばらくゲージに入れて、湯たんぽを入れてあげて、
子供たちには、しばらく抱っこなど、しないように説明してくれた。
お会計を済ませて、3人で笑顔で帰宅。
家に戻ると主人が、部屋を暖かくして、湯たんぽを用意して待っていてくれた。
「お帰り、ルナ。」
ふうちゃんもどこか、笑顔?