パオのパン生活

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2006年 10月 18日

通信ナチュレール

11年前から続けている「天然酵母の会・パオネットワーク」の通信を年に3~4回発行している。現在30号まで発行していて・・・・、けれどそれも今年の4月のこと。全国にいる会員さんが首をなが~くして31号を待っている。(いつも遅れているのでまたか・・・と気長に待っていてくれている?)

伊勢丹の催事の打ち合わせ、備品探し、人員確保でバタバタ・・・。その上8月は決算月の為、伝票整理に追われて・・・・。などなど、言い訳し始めたらきりがない。

8月下旬の講習会の内容をお知らせしたくて、それが終わったら出そうと結構前からコツコツ打ち込みをしていたのですが・・・、結局春号から一気に秋号になってしまった。会員さんもこのブログを読んでいたなら、本当にごめんなさい!

ようやく31号が出来ました。今回は会員さんのオープンしたパン屋さんは取材できず、次そう集会のことが中心。次号は二人お店を出した奥様をご紹介しようと思っています。年内は催事もで事務仕事もとりあえず無いので、年内に32号と考えています。今日全国に発送しますので、今しばらくお待ちください。
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by paomama | 2006-10-18 09:30 | 天然酵母パン
2006年 10月 15日

一年ぶりのヨガ

一年前までジム通いをして,エアロビクスやステッパーの他にヨガのクラスも出ていた。
ヨガのクラスはとてもリラックスできてからだがほぐれる感じが気に入っていた。

けれど、お店の移転、スタッフの退職、子供のことなどなどで、ほとんど行けないことが多くなってしまってやめて一年になる。自宅でストレッチなどするタイプではないので最近は体がコリコリ・・・。運動不足を感じなら内臓下垂ぎみ、呼吸が浅い?気が滞っている感じさえしていた。何の本を読んでも、食べ物、呼吸、ヨガ、アロマがいいとかいてある。

ふと自分のノートを開くといつかいたか解らないメモに「50才の自分・夫婦でヨガ」と書いてあったのを見つけて、今の自分に必要な感じがした。

先日の柳瀬さんの書道の個展に感動した私は「ヨガを始める」と決めたのでした。
そして今日、7時にかしわでのパンの準備し、掃除、洗濯、家族の食事を済ませて、9時からのレッスンに出かけた。

柳瀬さんから「うちはレベルが高いのよ。」とは聞いていたものの、スポーツジムのヨガとは段違いの内容に驚いた。呼吸法は情けないかなほとんど出来ない。

ポーズが主の体操ヨガとは訳が違う。出来ない自分が妙に新鮮。ポーズを作るとき筋が痛いことも一年間の運動不足の結果。痛い自分の体と向き合えることが心地いい気持ちさえした。とにかく最近「忙しい」を言い訳にだらだらしている時間はあっても自分の体と向き合う時間を全く作っていなかった。

「大宇宙のエネルギーを使って・・・・」「自分ひとりで気を使っていたら自分なんてちっぽけなものだからすぐにスカスカになってしまうのよ。大宇宙のエネルギーは使い放題よ。そのために気が通るように私達はヨガをするのよ・・・」というお話を聞いて「まさに私だ!」以前のお店から移転して3年目、エネルギー不足な自分を感じて、気が滞っている。

お話の一つ一つが全て私に語りかけてくれているようにさえ感じた。
二時間があっという間。全く他のことが頭をよぎらない。心地よい集中した時間を過ごせた。

天然酵母に魅せられて11年、気がつけばパオはお店になっていて地元に定着しつつある。これからも夫といい仕事をして生活していくためにも50歳からの自分を作る準備を始めている感じがする。
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by paomama | 2006-10-15 16:07 | 天然酵母パン
2006年 10月 13日

パオママは温泉好き

実は私は20代の頃から温泉好き。それも近くによくある健康センターや天然温泉。銭湯でもいい。最近は柏の極楽湯によく行く。最低4~5時間は入っていたいところを夫と行くので大体1時間半程度。いつも物足りない。そんな私を気づかってくれて昨日は「好きなだけ入っていいよ、ショッピングモールで待っているから。」と夫、けれど「そうですかぁ。」というわけにはいかない。

さすがに9時過ぎガラガラ・・・。(当たり前どよね)この空いている温泉は最高!9時に柏の温泉に入る為の朝は忙しい。お店がお休みとはいえ、6時には起きる。洗濯物、掃除、子供を学校に出す。酵母の種つぎ、かしわでの出荷。

パン屋の生活は朝で決まる。だから休みの日も早起き。そして温泉に首まで浸かってぐで~としている。特に水風呂に入って頭の中が空っぽになる感じがたまらない。このために一週間仕事をしているようだ。は、オーバーだね・・・・。
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by paomama | 2006-10-13 08:32 | 天然酵母パン
2006年 10月 11日

3丁目のの石川さん

パオのお向かいに石川さんが住んでいる。石川さんは奥様との二人暮らし。ご主人もすでに定年後の有意義な生活を送られている。パオも今の場所に移転して3年目になるけれど、石川さんのお庭はずっと花盛り、家の周りは毎日朝早く奥様が掃き掃除をしているので、枯葉一枚落ちていない。ご主人は一つ一つ全ての花の花つまみを丁寧にされてお世話をしている。そして門をきれいに拭き、なおかつ石川さんの家の前のポストもきれいに拭く。

パンの製造をしながら西側の一面ガラス越しに石川さん宅が見えるので、毎日のそんな光景に感動している。掃き掃除や花の掃除、何気ないことを毎日決まって自然にされている。
石川さんのお庭は緑と花がバランスよく。ガーデニングブームとはまた違った感じ。家や生活にマッチしているというのか、とっても自然に見える。けれど、門の中に一歩入るとそれはそれは見事!

パオのお店の周りにプランターを置いてハーブを植えている。けれど、北向きの為かいまいちよく育たない。マメに水はあげているものの・・・・、そんな私達がかわいそうに思うのか、時折石川さんがプランターごとお花をプレゼントしてくれる。「お店にはこれくらいがいいよ。」とさりげなく。

すごくうれしいので「お花のお礼にたべてください!」とパンを届けると逆に恐縮されてしまい、遠慮しながらお花をくれている感じがしてありがたい。

本当はパオの周りのプランターは花盛りにしたいと思っているので、最近はすっかり石川さんに甘えている。先日も頂いたベコニアがお休みのときにひっくり返されたかんじ、花と土は鉢に戻されてはいたけれど元気がない。これは石川さんに頼るしかない!

「すいませーん!昨日倒されちゃったみたいで・・・・・」と鉢を抱えて石川宅のチャイムをならす。ニコニコしながらご主人。「あーこれはもうだめだね、もっといいのにしてあげるよ。」と預かってくれた。

数時間後、ふっと外を見ると違うベコニアの鉢が置いてある。石川さんはいつもそっと置いて帰ってしまう。それがとってもやさしく感じて、引っ越してきて商店街のパン屋になってよかったと思える瞬間でもある。

「この鉢何にも入っていないから金のなる木が余っているから後で植えてあげるね。」また石川さんがきてくれた。陶器でできたちょっといい大き目の鉢が余っていた。

パオの西側のガラス越しに奥様となにやら草木の掃除をしているのが見えた。そしてパオから持っていった鉢に木を植えてくれているのも見えた。「ありがたいね。」そう夫と話してみていた。
スタッフに「ねえ、見て石川さんがパオのために金のなる木を植えてくれているよ。」彼女もニコニコしてみていた。

「うーん、この鉢は結構重いね。」と石川さんが鉢を持ってきてくれた。「金のなる木は丈夫だから、霜にも負けないしいいでしょう。自分のところはもう充分だからパオさんにあげるからね。」とニコニコして置いて行ってくれた。「このあまっているプランターに桜草の小さいのが出ているから後で持っていくね。春にはわーとなるからね・・・・」とあれこれ説明してくれた。「あっ、いいよ適当にやるからお仕事して。」

裏手のパン屋をしていたときは自分達だけの世界を作っていた気がする。「人は人と人とで生活して生きているんだなぁ。」と感じ、なら私達はパオのパンが好きといってくれるお客様のために真心こめたパンを作ることがお返しかなぁ・・・・なんて感じた。
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by paomama | 2006-10-11 22:26 | 天然酵母パン
2006年 10月 10日

パオのドンちゃん

昨日、16歳になるドント(柴犬の雑種)が死んだ。ここ数年は年をとったのか、年中昼寝をしていて本当に近くに行かないと気がつかないくらいだった。散歩に連れて行っても途中でくたびれてしまうし、「もう年だからなぁ・・・」と夫は言っていた。昨年は免疫力が落ちていたのかマダニが大量に体について病院通いをした。顔が童顔なので年よりという感じがない為、私達もあまり気をつけていなかったのがよくなかった。一週間前に急に体調を崩してぐったりしていた。夕方あわてて病院に連れて行ったところ39,5度の高熱でぐったりしていた。抗生物質を注射してもらって、一晩寝るとずいぶん表情が出てきて、少しご飯も食べた。2~3日は自分で水も飲むしご飯も少し食べるので、少しだけ排尿の為に散歩も連れて行った。

ところが、また4日前くらいから何も食べなくなり、寝ているだけになっていった。便も尿もたれ流し。毎日バケツにお湯を入れてドントのお尻を洗う。目は相変わらくりくりしているので、そこまで体調が悪いとは思わなかった。お肉を焼いて差し出しても、鼻がピクリともいわない。水も自分で飲まない。脱水症状が怖いので、プラスチックの調味料ケースを買ってきて、口に差し込んで水を流すとごくりと飲んだ。

病院に連れて行っても点滴のみ、症候状態だ。

一昨日の夜中「ひーひー」と苦しそうな声で4回私と夫は起こされた。
のどが苦しいのか、水を口に押し込むとゴクリと飲んで、静かになった。
数回繰り返すうちにふと、「もう、死んじゃうのかなぁ・・・・」と感じる。

翌日、相変わらずぐったりしていた。お天気がいいので玄関先に寝ているドントのドアを開けると陽が入ってきて暖かそうだったので、分割の補佐でお店に行き来する間、ドアをあけておいた。祭日ということで子供達は3人共家にいて、お店に入るとそのまま仕事をしていた。6年生のみりから「ドントがお漏らししてるよ。」と電話をもらい10時頃戻り、汚れ物の始末をしてから頭を玄関から外に出して水を含ませた。数回ゴクリゴクリ、と飲むとポカポカとした日差しが気持ちいいのか、うとうと・・・・と珍しくマブタが半分とじぎみになった。このところいつも目は見開いていて、視点が定まらないことも多く。気持ちがいいのならこのまま・・・、と思ったけれど直射日光は疲れるだろうと、玄関先のベットに戻した。

6年生のみりはすでに遊びに行っていて、3年生の哲と5歳のちかがテレビを見ながら、一人はゲームをやっていた。「お母さんはお店に行くからなんかあったら電話してね。」哲に伝えてお店に戻る。

少しして「ドントが変な声でないているよ。」と哲から電話。

急いで自転車で戻ると門の外まで聞こえる声で「ひーひー」と一昨日の夜中のような声で鳴いていた。急いで様子をうかがい、急いで水を含ませると一瞬、尾っぽがふっと動いた。「尾を振るなんて事は出来ない状態なのに・・・」そう感じた瞬間、後ろ足がビクビク痙攣しだした。

「あっ!ドンちゃん!死んじゃうの?」そう感じた。
「てっちゃん!ドンちゃん死んじゃうよ!」テレビの前の哲を呼んだ。さらに痙攣は激しくなり、頭をなでている私の手の中で苦しそうに「はーはー」と強く息をした。
「ドンちゃんが死んじゃう!」そう言葉に出した数秒後、ドントは私の手の中に頭をもたげて動かなくなった。

「ドント・・・・」声をかけて、お腹をさわってももう動いていない・・・・・。
「ドンちゃん死んじゃったね・・・・」まだ体は温かい。目はひらいたまま。そっと何度も頭とマブタをなぜていると少しずつマブタが閉じてきた。大粒の涙がボロボロと零れ落ちてきた。隣にいる息子の目からもボロボロと涙がこぼれ落ちていた。

16年間一緒にいた。今、そばにいる3人の子供達より長く一緒にいた。もともとあまり動物好きではない私はドンとに対してたいしたことはしてあげれていなかった。けれど、最近は唯一ご飯をくれる私に一番なついていたのか、仕事中に何度も家に戻ると大きく尻尾をふっては喜んでくれていた。

「僕達がちゃんと見ていなかったからドントは死んじゃったんだ!」わーと哲が号泣した。
「違うよ・・・てっちゃんは学校に行っていて知らなかったかも知れないけれど、ドンちゃんは具合が悪くて病院に何回も連れて行っていたんだよ。」ボロボロ涙がこぼれてくる。
「もうドンちゃんはおばあさんだから仕方がないんだよ。心臓がかなりよわっていたんだって。」

ドントの頭をなぜながら「いつもお留守番ありがとう。今度生まれてくるときにはおうちの中で飼ってもらえるワンちゃんに生まれ変わりな。」そういいながら、裏のパン屋の時期にドントはたくさんのお客様に声をかけられていたことを思い出した。
外で飼っているので決してきれいとはいえないのに犬好きさんがいつもなぜてくれた。数年前にいたパートの陽子さんは帰り際いつも「な~に、ドンちゃん」とい抱きしめるようにかまってくれていた。

私達はパンを焼き始めて、パン屋をさせていただいて、子供にも恵まれて幸せなのだけれど、ドントも私達がパン屋になって裏で7年間パン屋をしていた間「幸せだったんだ!」そして今、引っ越してお店は表通りに引っ越してしまったけれど、広い庭に長く綱で繋がれながらも自由にあっちこっちと移動して、お天気のいい日はのんびりお昼寝をして・・・・。時折パオのお客様が犬の散歩ついでに立ち寄っては「ドンちゃん元気?」なんて声をかけられていた。

ドントに100%の愛情で接していたかというと、そうではない。だから切ないのだろう。
もっと「ああしてあげればよかった。こうしてあげればよかった。」と思うのだろう。今、出来ることを今しないでいると切ない人生になってしまうんだろうなぁ・・・。

ドンちゃんが死んで数日たって、相変わらずお店と家の往復の日々が始まる。けれどもうドンちゃんはいないから「鍵はきちんと閉めたかな?」「門もしめて!」なんてドンちゃんにいかに家を守っていてもらっていたかと思うとやっぱり切なくて、もういないドントの小屋を見ると胸が詰まる。

今もこうして文章を書いているとやっぱり、切なくてボロボロとこぼれてくる。

夫や子供達に私は何をどこまでして上げられているのだろう?わがままな私は夫や子供達、スタッフにしっかりサポートされてる。そんなことを感じさせてくれました。
ドンちゃん長い間、私達と一緒にいてくれてありがとう。パオのドンちゃんでいてくれてありがとう。
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by paomama | 2006-10-10 08:32 | 天然酵母パン
2006年 10月 05日

お客様の個展

パオのお客様でヨーガとお習字を教えていらっしゃる柳瀬さん。私の大好きなお客様♡昨年精神的にちょっとパワーが落ちていた私は、柳瀬さんの笑顔にずいぶん救われた。パンやクッキーを買いに来てくれて、少しお話をするだけで、元気を頂いていたのです。

今週の日曜日まで松戸でお習字の個展をされていいるとうかがって、今日夫と見に行ってきました。

柳瀬さんは食べない、寝ない人。その寝ない時間に書いたという書がかけられている。
ギャラリーに入ると、やさしい空気に包まれた。
「こんにちわ。」時々パオにも来てくださる柳瀬さんの生徒さんが声をかけてくれた。
「先生はもうすぐいらっしゃいます。少しお待ちください。」その間いくつかの作品を見せていただいて、ゆったりとした空気の中、書を眺めていてると、何とも言えない気持ちになって・・・感動?
そして柳瀬さんのとてもきれいな笑顔の入ったプロフィールを見つけた。

ヨーガと書、ご主人の癌のこと、そしてマクロビォティツクを習得し、癌と共に生きる・・・・。など書かれていた文章を読んで、柳瀬さんがご主人の癌のことを知り、徹夜でマクロを習得し、実践され、どんな想いの中深夜一人で書を書かれていたのだろう・・・・とふっと思ってしまった瞬間大粒の涙がポロポロこぼれ落ちてきた。さいわい周りには誰もいなくてよかった。「私は寝ない時間にこれが出来たの。」「書を書いている時間が最高に楽しいの。」さらっとやさしい笑顔でいつも言っていた。

柳瀬さんの字はとってもやさしくてご本人そのもの、今の私に足りない何かを感じたのか涙が止まらない。夫に「何やってんの?」夫はすぐに感情投入してしまう私にタオルを差し出した。

私は?10年パンをやってきて、仕事をしながらさらに2人子供を生んで、必死だったから出来ていた。今の私は?充分すぎる環境の中どこまで、何が出来て、これから何をする?

今後の私にまたひとつ課題をもらったような感じがした。
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by paomama | 2006-10-05 16:31 | 天然酵母パン